コブリス・プラスAPIについて
1. コブリス・プラスAPIとは
建設工事の現場では、産業廃棄物の運搬・処分の際に、法令に従い、マニフェストを交付するとともに再生資源利用促進実施書等(以下、実施書等)を別途作成する必要があり、書類作成に多大な労力を要することから、これら建設副産物物流情報の一元化が従前より求められています。
このため、コブリス・プラスでは、API(Application Programing Interface)技術を使って、ASP事業者や建設会社の電子マニフェスト作成等のためのシステム(以下、自社システム)とコブリス・プラスを直接つなぐ、コブリス・プラスAPIを提供することと致します。
自社システムで作成した電子マニフェスト等のデータを、コブリス・プラスAPIを介して実施書等のデータとしてコブリス・プラスに登録すれば、データ登録の省力化・効率化が可能となり、ユーザーの利便性向上を図ることができます。
2. コブリス・プラスAPIの目的
- 再生資源利用促進実施書等を提出するためには、通常はコブリス・プラスの画面を使ってデータ作成や登録の操作をする必要があります。
- コブリス・プラスAPIは、自社システムとコブリス・プラスとの間でデータ連携をするためのAPI群です。自社システムが所定の組合せによってAPIを呼び出すことで、受注者はコブリス・プラスの操作を行うことなく、自社システムのデータをコブリス・プラスに登録することができます。また、データ登録により作成される実施書等を、コブリス・プラスから発注者に提出することも可能となります。

3. コブリス・プラスAPIで登録できる工事データ
- コブリス・プラスAPIを使って登録できる工事データは、建設副産物・建設発生土の搬出・搬入に関するデータです。
- 以下の表に示すとおり、建設リサイクル法等に従い、工事の受注後、完了後等の所定の時期において、発注者に提出する必要のある各種の帳票作成に、コブリス・プラスAPIを活用することができます。
時 期 |
発注者に提出するデータ |
略称・同義語 |
工事受注後 |
再生資源利用計画書 |
計画書 |
再生資源利用促進計画書 |
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再生資源利用促進計画の作成に伴う確認結果票 |
確認結果票 |
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土壌汚染対策法等手続きの確認フロー(PDFファイル) |
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工区を示す図面(PDFファイル) |
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工事完了後 |
再生資源利用実施書 |
実施書 |
再生資源利用促進実施書 |
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建設副産物実態調査の際(民間工事を含む) |
再生資源利用実施書 |
実施書 |
再生資源利用促進実施書 |
4. コブリス・プラスAPIによるデータ連携の手続き等の流れ
- コブリス・プラスAPIを使ってデータ連携をするためには、コブリス・プラスAPIの連携仕様に従ってデータ変換等を行っていただく必要があることから、自社システムの改良が必要となります。
- コブリス・プラスAPIの連携仕様は、個別にお問い合わせをいただき、自社システムについて簡単なヒアリングをさせていただいた後、秘密保持契約を締結のうえで開示します。
- その後、自社システムの改良を行っていただき、利用申込書を提出の上、テスト環境を利用して連携の確認を行っていただ きます。
- データ連携に問題がないことが確認できましたら、利用契約を締結のうえで連携開始となります。
- なお、利用契約に際しましては、JACICが別途定めるコブリス・プラスAPI利用規約に同意していただく必要があります。

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